この作品は、若き日のチェ・ゲバラとその友人が南米大陸を縦断旅行したときのことを映画にしたもので、ゲバラ青年をガエルくんが演じているので、ずっと気になっていたんだよね。
だけど、チェ・ゲバラのことをよく知らなかったので、もうちょっとチェ・ゲバラについて知ってから借りようと思っていたんだけど、ちょうどシネフィルイマジカでやっていたので録画しといて、今日、それを見た。
あー・・・やっぱりもうちょっとチェ・ゲバラを知っておくべきだったかも・・・。
自分が知ってるチェ・ゲバラってのは、
キューバ革命を起こしたことくらいしか知らない。
そして、悪い奴なんだと思っていたよ。
きっとそれはアメリカ視点のイメージが入ってきてたんだろうな。
今日、この映画を見たら、全然悪い人間ではなかった。
むしろ自分の身を投げ出して中南米の差別社会に立ち向かったヒーローだ。
メキシコに行ったとき、ゲバラグッズが売られているのが不思議だった。
何故、悪い奴をグッズにして売ってるんだ?って思った。
でも、中南米の人から見たらゲバラはヒーローなんじゃないかと思った。
本当のところは分からないけど。
そして、アルゼンチンでマラドーナと並んで売られていたというゲバラTシャツの意味も今更ながら理解した。
ゲバラはアルゼンチン人だったんだね。
だから、”チェ”・ゲバラなのか。
正直、この映画の善し悪しはよく分からない。
だけど、ゲバラは喘息持ちで、素直で、正義感が強くて、
情熱家で、偉大な人物だって分かった。
とても興味をそそられた。
ゲバラが革命家の道を歩み出すきっかけになったのがこの旅行だけれども、
その後、何故、革命の場所がキューバだったのか、
何故、カストロ議長は生きていてゲバラが死んだのか、
いろいろと彼の人生が気になってしょうがない。
卒論の資料を読まないといけないのに、ゲバラに関する本が読みたいよ・・・。
どうでも良いけど、ボリビアのクスコの街を案内する少年、可愛かったなぁ。